見抜く(読み)ミヌク

デジタル大辞泉 「見抜く」の意味・読み・例文・類語

み‐ぬ・く【見抜く】

[動カ五(四)]奥底まで見とおす。表に現れない真実・本質を知る。「本心を―・く」
[類語]見破る見て取る看破見透かす洞見達観読む

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「見抜く」の意味・読み・例文・類語

み‐ぬ・く【見抜】

  1. 〘 他動詞 カ行五(四) 〙
  2. つらぬき見る。奥底まで見通す。
    1. [初出の実例]「能見ぬいた夜は物が能聞ゆる者也」(出典:杜詩続翠抄(1439頃)一八)
  3. 転じて、偽りなどを見やぶって裏面真相を知る。隠されているものまで感知する。見すかす。
    1. [初出の実例]「アノ ヒトノ ゴザウヲ minuita(ミヌイタ)、または、ハラワタヲ minuita(ミヌイタ)」(出典日葡辞書(1603‐04))
  4. 終わりまで通して見る。通して見終わる。
    1. [初出の実例]「群書をみぬいたぞ」(出典:玉塵抄(1563)一一)

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