視野闘争(読み)シヤトウソウ(その他表記)retinal rivalry

デジタル大辞泉 「視野闘争」の意味・読み・例文・類語

しや‐とうそう〔‐トウサウ〕【視野闘争】

人間両眼でものを見る際、左右映像色彩形状の違いが大きく、脳内一つの映像として統合できず、各眼の映像が交互に認識される現象眼精疲労原因となる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「視野闘争」の意味・わかりやすい解説

視野闘争
しやとうそう
retinal rivalry

両眼の網膜の対応部に,ある程度以上異質的 (色彩や形に関して) な刺激対象が同時に与えられるときに,両眼の像が一つに融合せず,各眼の像に対応する見え方が交互に現れる現象をさす。通常,一眼の印象が現れているときには,他方は出現せず,その変転状況反転図形の見え方に似ている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「視野闘争」の意味・わかりやすい解説

視野闘争
しやとうそう

両眼視

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android