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反転図形 はんてんずけいreversible figure

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

反転図形
はんてんずけい
reversible figure

同一図形でありながら2種の見え方が交代して現れる形をさす。多義図形の一種。図形の一定の領域が図に見えたりに見えたりするような図形を特に図地反転図形と呼び,E.J.ルビンの盃と横顔の図形はその一例である。遠近感が反転するような平面図形を特に遠近性反転図形と呼び,ネッカーの立方体はその一例である。

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デジタル大辞泉の解説

はんてん‐ずけい〔‐ヅケイ〕【反転図形】

一つの図形でありながら、見ていると図柄と地(じ)、または遠近などが反転して異なった見え方になる図形。多義図形。あいまい図形。

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世界大百科事典 第2版の解説

はんてんずけい【反転図形 reversible figure】

同一の図形でありながら,二通りの見え方をする図形。通常,図形を見続けていると,突然他の見え方が観察者の意志にかかわりなく生じ,以後この二通りの見え方が交互に生じる。図と地の反転する図形(〈ルビンの盃〉)や意味内容の反転する図形(婦人と老婆に見える〈ボーリングの妻とその母〉),遠近の反転する錯視図形(本の背が前後に変化する〈マッハの本〉)などがある(図)。錯視【小川 俊樹】

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大辞林 第三版の解説

はんてんずけい【反転図形】

一つの図形でありながら、見ているうちに別の図形としての見え方が現れる図形。多義図形。曖昧あいまい図形。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

反転図形
はんてんずけい

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世界大百科事典内の反転図形の言及

【ルビン】より

…1911年ゲッティンゲン大学に学び,ミュラーG.E.Müllerの指導をうけるが,同地では後に実験現象学Experimentelle Phänomenologieのもう一方の雄となったカッツD.Katzと一緒であった。〈ルビンの盃〉(一つの図形が盃にみえたり,人の横顔にみえたりする反転図形)で知られるように,視覚対象を現象学的に記述し,“図”と“地”の相違およびその基本的特徴を明らかにし,それが視覚のみならず他の感覚にも認めうることを主張した。この考えは,その研究方法とともにゲシュタルト心理学に大きな影響を与えた。…

※「反転図形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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