覗き絡繰り(読み)ノゾキカラクリ

デジタル大辞泉 「覗き絡繰り」の意味・読み・例文・類語

のぞき‐からくり【×覗き絡繰り/×覗き機関】

大きな箱の中に数枚の絵を入れておき、この絵を順次にひもによって転換させ、箱の前方眼鏡からのぞかせる装置。覗き眼鏡。→眼鏡絵

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精選版 日本国語大辞典 「覗き絡繰り」の意味・読み・例文・類語

のぞき‐からくり【覗絡繰・覗機関】

  1. 〘 名詞 〙 大道芸一つ。大きな箱の中に物語に応じた絵を数枚納めて置き、箱の両側に立った二人が、物語に節をつけてうたいながら綱を引き、絵を順次転換させる装置。これを前方の眼鏡から覗かせて料金をとった。からくり。のぞきめがね。のぞき。
    1. 覗絡繰〈絵本御伽品鏡〉
      覗絡繰〈絵本御伽品鏡〉
    2. [初出の実例]「覗(ノゾキ)からくりをビイドロなしに大津絵を生で見たるけしき」(出典談義本・艷道通鑑(1715)四)

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