覚恵(読み)かくえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「覚恵」の解説

覚恵(1) かくえ

1239-1307 鎌倉時代の僧。
延応元年生まれ。日野広綱の子。母は覚信尼覚如の父。青蓮院の尊助(そんじょ)法親王のもとで出家。のち浄土真宗に転じ,如信に師事。母をたすけて大谷廟堂をたて,母の死後,跡をついで同廟の留守職となる。異父弟唯善とその相続をめぐってあらそっているさなか,徳治(とくじ)2年4月12日死去。69歳。法名は宗恵,専証。

覚恵(2) かくえ

1604-? 江戸時代前期の僧。
慶長9年生まれ。大炊御門頼国(おおいみかど-よりくに)の子。真言宗大覚寺大勝院,興福寺東北院をへて仁和寺(にんなじ)真光院にうつる。寛永7年(1630)仁和寺心蓮院の宥厳から灌頂(かんじょう)をうける。10年権(ごんの)僧正通称は大納言僧正。

覚恵(3) かくえ

元性(がんしょう)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の覚恵の言及

【覚如】より

…童名を光仙,諱(いみな)を宗昭と称し,別号を毫摂という。父は親鸞の末娘覚信尼の子覚恵。5歳の秋より慈信房澄海に内外の典籍を学び,延暦寺宗澄,園城寺南滝院浄珍,興福寺一乗院信昭らにも師事した。…

※「覚恵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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