観音堂遺跡(読み)かんのんどういせき

日本歴史地名大系 「観音堂遺跡」の解説

観音堂遺跡
かんのんどういせき

[現在地名]大迫町大迫

大迫町中心部北側に発達した標高一六四メートルの独立した舌状台地にあり、昭和五四年(一九七九)から同五五年にわたって調査された。縄文時代中期末葉から後期初頭を中心に晩期まで連続している。竪穴住居跡・フラスコピット・落し穴状遺構・石組炉・埋甕炉・配石遺構検出され、遺物土器石器が多数出土している。竪穴住居跡二〇棟ほどが調査された。形状はほとんどが円形に近く、最大直径九メートルから最小直径三メートルまで変化に富んでいる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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