デジタル大辞泉 「訴ふ」の意味・読み・例文・類語 うるた・う〔うるたふ〕【▽訴ふ】 [動ハ下二]「うったう」の古形。〈新撰字鏡〉 うた・う〔うたふ〕【▽訴ふ】 [動ハ下二]《「うったふ」の促音の無表記》うったえる。「病を神霊に―・ふるは」〈徒然・一七一〉 うった・う〔うつたふ〕【訴ふ】 [動ハ下二]「うったえる」の文語形。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「訴ふ」の意味・読み・例文・類語 うるた・ううるたふ【訴】 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 訴える。[初出の実例]「来りて県尉に訴(ウルタフ)。遂に誤りて明府を追らくのみ」(出典:天理本金剛般若経集験記平安初期点(850頃))「 訟也 訴 宇留太不」(出典:新撰字鏡(898‐901頃))訴ふの補助注記「うたふ(訴)」(促音無表記形)「うったふ(訴)」(促音表記形)の古形で、訓点資料・古辞書に見られる語。 うた・ううたふ【訴】 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 ( 「うったう」の促音「っ」の無表記 ) うったえる。[初出の実例]「天道にうたへ申し給ひけるに、ゆるし給ふ御使に」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)一〇) うった・ううったふ【訴】 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 ⇒うったえる(訴) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例