訴陳に番う(読み)そちんにつがう

精選版 日本国語大辞典 「訴陳に番う」の意味・読み・例文・類語

そちん【訴陳】 に 番(つが)

  1. 鎌倉・室町幕府の訴訟制度で、訴人論人とが訴状陳状を交換して、相手主張を論難して自分立場を弁護し主張すること。鎌倉幕府の制度では、三度まで訴陳に番えることが認められていた(三問三答)。
    1. [初出の実例]「一了出無実、訴申武家之間、番于訴陳候処」(出典:長福寺文書‐一・永仁六年(1298)八月日・目安状)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む