日本歴史地名大系 「証金剛院跡」の解説 証金剛院跡しようこんごういんあと 京都市:伏見区中島村証金剛院跡京都市伏見区に所在した鳥羽(とば)離宮南殿御所に建造されていた御堂の一。白河法皇の発願になる。南殿御所は鳥羽離宮のなかでも最初に営まれた部分であるが、当院はその南殿の中心となった御堂。南殿御堂の初見は「中右記」康和三年(一一〇一)三月一〇日条に「上皇南御堂供養定、今夜行幸鳥羽」とあるもので、この日落慶供養の日時が定められ、同月二九日、「法皇供養鳥羽御堂証金剛院」(百錬抄)とあり、証金剛院の落慶供養が行われている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by