調整池(読み)チョウセイチ(その他表記)regulating reservoir

デジタル大辞泉 「調整池」の意味・読み・例文・類語

ちょうせい‐ち〔テウセイ‐〕【調整池】

水力発電所浄水場で、水量を調整するための貯水池

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精選版 日本国語大辞典 「調整池」の意味・読み・例文・類語

ちょうせい‐ちテウセイ‥【調整池】

  1. 〘 名詞 〙 水力発電所で、一日または短時日中の発電量の変化に対し、発電量の大きいときに使用するために、発電量の小さいときの余水を貯える池。〔電気工学ポケットブック(1928)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「調整池」の意味・わかりやすい解説

調整池
ちょうせいち
regulating reservoir

水力発電の使用水量を調整するための池。1日のうち電力需要昼間に多く、夜間は少ない。このような電力需要の日変動に応じて発電するために、電力需要の少ない夜間に河川水を貯留し、需要の多い昼間に使用して発電するために調整池がつくられる。週日(平日)に多く、週末に少ない1週間の電力需要の変化に対応する調整池もある。調整池により人為的に変えられた流量変動を元の自然な流況に戻すために設けられる池を逆調整池という。

[鮏川 登]

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百科事典マイペディア 「調整池」の意味・わかりやすい解説

調整池【ちょうせいち】

水量の少ない河川に作られる調整式発電所で,1日のうちで電力消費の少ない夜などに貯水しておく池。ピーク時に放流し発電量を増加する。また下水処理場,浄水場にも処理能力と流入水量や需要水量の変動とを調節するために設備される。
→関連項目水力発電

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