下水処理場(読み)ゲスイショリジョウ

デジタル大辞泉 「下水処理場」の意味・読み・例文・類語

げすい‐しょりじょう〔‐シヨリヂヤウ〕【下水処理場】

下水を人工的に浄化し、河川や海などに放流するための施設沈殿物除去微生物による有機物分解化学薬品による消毒などを行う。終末処理場

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「下水処理場」の意味・わかりやすい解説

下水処理場【げすいしょりじょう】

下水を処理して無害の状態にする所。下水管渠(かんきょ)で送られた下水は,沈砂地での砂礫(されき)や土砂沈殿スクリーンを通しての浮遊物除去を経て第1沈殿池で有機物質や浮遊物質を沈殿分離する(簡易処理)。簡易処理後の水質排出基準に達しない場合は,さらに活性汚泥法か散水濾床(ろしょう)法など微生物利用の処理法や,最終沈殿池でのリン除去を行う。いずれの場合にも塩素消毒後海や川に排出する。東京都では2004年度から水再生センターと改称。→下水道

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android