調整粉乳(読み)ちょうせいふんにゅう

精選版 日本国語大辞典 「調整粉乳」の意味・読み・例文・類語

ちょうせい‐ふんにゅうテウセイ‥【調整粉乳】

  1. 〘 名詞 〙 主として牛乳原料とし、これに乳糖、蔗糖、ビタミン類、無機質などを加え、乳児栄養として適合させた粉末組成人乳に近づけてある。湯に溶いて用いる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「調整粉乳」の意味・わかりやすい解説

調整粉乳
ちょうせいふんにゅう

牛乳にビタミンA,D,B1 とCならびに鉄,カルシウムなどの無機物補い,消化されやすい乳糖を添加し,母乳に近い組成にした粉乳。もっぱら乳幼児哺育に用いられている。化学的組成は水分 2.0%,蛋白質 18.56%,脂肪 19.70%,乳糖 35.74%,灰分 4.0%,ほかにビタミンA,B1 ,B2 ,C,D,ニコチン酸などを含む。

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