調義(読み)チョウギ

デジタル大辞泉 「調義」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐ぎ〔テウ‐〕【調義/調儀】

工夫策略をめぐらすこと。また、その才知
諸事につきて、その身―のよきゆゑぞかし」〈浮・永代蔵・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「調義」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐ぎテウ‥【調義・調儀】

  1. 〘 名詞 〙
  2. なにごとかをもくろむこと。工夫・計画調理・策略など、目的にかなうようにあれこれと調整すること。また、その才知・才覚。〔運歩色葉(1548)〕
    1. [初出の実例]「父義元も信玄をば、殊外調儀(テウギ)のおそろしき人と申され候つる間」(出典甲陽軍鑑(17C初)品三四)
  3. 出陣して攻めること。攻撃すること。
    1. [初出の実例]「長沼の皆川山城守が城を御調義のため、小田原より出」(出典:北条記(1655‐73頃)五)

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