論理和(読み)ロンリワ

デジタル大辞泉 「論理和」の意味・読み・例文・類語

ろんり‐わ【論理和】

logical disjunction論理演算の一。二つ命題pとqのどちらか一方が「真」(または「1」)であれば「真」(または「1」)となる、「pまたはq」という命題、または演算のこと。両方の命題が「真」であっても成り立ち、包含的論理和ともいう。どちらか一方の命題が「真」であるときだけ成り立つ場合は排他的論理和になる。選言離接りせつORオアコンピューターでこのような演算を行う論理回路においては、電流が流れる場合を「真」、流れない場合を「偽」と対応させ、OR回路などと呼ぶ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「論理和」の意味・読み・例文・類語

ろんり‐わ【論理和】

〘名〙
① 二つの命題を接続詞「または」またはその同義語「もしくは」「あるいは」などで結んで得られる合成命題。演算記号は「∨」。二つの命題AとBの少なくとも一方が真のときにこの命題 A∨B は真になる。離接。
コンピュータで、「0」と「1」の二つの値をとる入力が少なくとも一つ「1」のとき、出力が「1」となる論理的な操作オア

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「論理和」の解説

論理和

論理演算のひとつ。ORとも呼ばれる。入力した値が真なら「1」、偽なら「0」として、2つの値の和の結果を出力する。2つの値のどちらかが「1」の場合、計算結果は「1」になる。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「論理和」の意味・わかりやすい解説

論理和
ろんりわ

選言命題」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android