諸有(読み)ショウ

デジタル大辞泉 「諸有」の意味・読み・例文・類語

しょ‐う【諸有】

仏語
あらゆるものみな諸法
《「有」は有情としての存在生存の意》生命のあるものの生存の状態に種々あること。主として二十五有の迷いの境界をいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「諸有」の意味・読み・例文・類語

しょ‐う【諸有】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「う」は「有」の呉音 ) 仏語。
  2. しょほう(諸法)〔宝星陀羅尼経‐三〕
  3. ( 「有」は有情としての存在・生存の意 ) 生命あるものの生存の状態に種々あることをいい、主として二十五有の迷いの状態をいう。→有(う)
    1. [初出の実例]「十方諸有の衆生は」(出典:三帖和讚(1248‐60頃)浄土)

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