謝榛(読み)しゃしん(その他表記)Xie Zhen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「謝榛」の意味・わかりやすい解説

謝榛
しゃしん
Xie Zhen

[生]弘治8(1495)
[没]万暦3(1575)
中国,明の詩人臨清 (山東省) の人。字,茂秦。号,四溟 (しめい) 山人。北京に出て李攀龍 (りはんりょう) ,王世貞らと交わり詩社を結んで指導者となったが,のち2人と絶交し,河南彰徳で自適しつつ終った。やはり盛唐詩を玩味すべきであるが,その精神を会得するべきであって,字句を模倣すべきではないと主張し,格調高い詩風で,近体詩を得意とする。詩論『四溟詩話』 (4巻) ,詩集『四溟山人詩集』 (10巻) 。

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