識神(読み)しきしん

精選版 日本国語大辞典 「識神」の意味・読み・例文・類語

しき‐しん【識神】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。知るというはたらきの面から心を実体的に捉えたもの。心の本体。こころ。精神。〔教行信証(1224)〕
    1. [初出の実例]「無始劫来は、痴人おほく識神を認じて、仏性とせり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)仏性)
    2. [その他の文献]〔三論玄義〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「識神」の読み・字形・画数・意味

【識神】しきしん

たましい。霊魂。〔魏書、釈老志〕生生は皆行業に因りてる。去・當今・未來り。三世(へ)て常に滅せず。そ善惡を爲せば必ず報應り。

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