讒構(読み)ザンコウ

デジタル大辞泉 「讒構」の意味・読み・例文・類語

ざん‐こう【×讒構】

無い事をこしらえた告げ口をして、人をおとしいれること。
「必定何者かの―と存じ」〈逍遥桐一葉

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精選版 日本国語大辞典 「讒構」の意味・読み・例文・類語

ざん‐こう【讒構・讒搆】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「讒」はそしる意 ) 人をおとしいれるために、事実をまげたり、ないことを作りあげたりすること。讒言をかまえて人をおとしいれようとたくらむこと。
    1. [初出の実例]「時平与之計議、讒搆成禍遂及之」(出典国史略(1826)二)
    2. [その他の文献]〔李康‐運命論〕

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普及版 字通 「讒構」の読み・字形・画数・意味

【讒構】ざんこう

無実の人を陥れる。魏・李康〔運命論の君には、必ず忠賢の臣り。~得失も其の志を疑ふこと能はず、讒も其のはりを離すこと能はず。然る後功を得るなり。

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