
(ざん)。〔説文〕三上に「譖(そし)るなり」とあり、譖(しん)には「
(うつた)ふるなり」という。讒・譖は声義の近い語で、無実をもって人を讒毀することをいう。〔左伝、昭五年〕に「敗言を讒と爲す」とみえる。〔詩、小雅、十月之交〕に「罪無く辜(つみ)無きに 讒口囂囂(がうがう)たり」とあって、西周末期の政治社会は混乱を極めた。
字鏡〕讒 与己須(よこす)、不久也久(ふくやく) 〔名義抄〕讒 ソシル・ヤブル・ネコト・ヨコト・シコヅ・マヘ・マウシ 〔字鏡集〕讒 ヨコト・シコヅ・ネコト・マヘ・マウシ・ヤブル・イツハル・ワカツ・ソシル
mは声近く、ともにそしることをいう。譖は
(かんざし)を呪具として人を呪詛することを示す字。〔玉
〕に「譖は讒なり」とあって互訓している。
▶・讒賊▶・讒短▶・讒鼎▶・讒詆▶・讒諂▶・讒妬▶・讒怒▶・讒
▶・讒佞▶・讒夫▶・讒嬖▶・讒謀▶・讒
▶・讒
▶
讒・奸讒・毀讒・
讒・去讒・口讒・
讒・疾讒・信讒・多讒・怒讒・謗讒・密讒・
讒・憂讒出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...