20世紀日本人名事典 「谷口尚真」の解説
谷口 尚真
タニグチ ナオミ
大正・昭和期の海軍大将
- 生年
- 明治3年3月17日(1870年)
- 没年
- 昭和16(1941)年10月30日
- 出生地
- 広島県
- 学歴〔年〕
- 海兵(第19期)〔明治25年7月〕卒,海大〔明治35年〕卒
- 経歴
- 明治35年7月常備艦隊参謀、日清戦争では「高雄」乗り組み、37年7月少佐、日露戦争では軍令部参謀。38年10月から42年7月までアメリカ公使館付武官。大正2年海軍省副官、4年以降、軍艦「生駒」「常磐」「榛名」各艦長。6年少将、人事局長。9年馬港要港部・練習艦隊各司令官。15年呉鎮守府長官。昭和3年大将、第1艦隊兼連合艦隊司令長官。5年軍会部長、軍事参議官を経て8年予備役。条約派に近い立場をとったことから、東郷元帥の不評を買ったといわれる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報