谷口知平(読み)タニグチ トモヘイ

20世紀日本人名事典 「谷口知平」の解説

谷口 知平
タニグチ トモヘイ

昭和期の民法学者 大阪市立大学名誉教授



生年
明治39(1906)年4月19日

没年
平成1(1989)年11月8日

出生地
京都府京都市

別名
俳号=八星(ハッセイ),晃華

学歴〔年〕
京都帝国大学法学部〔昭和4年〕卒

学位〔年〕
法学博士〔昭和24年〕

主な受賞名〔年〕
勲二等瑞宝章〔昭和51年〕,野風呂賞〔昭和54年〕

経歴
大阪市立商科大学講師、助教授を経て、昭和17年教授。24年大阪市立大学教授、45年退官し、名誉教授。同年龍谷大学教授となり、62年まで務めた。52年日本学士院会員。民法の親族法相続法権威。また、数々の公害法制定にも参画。主な著書は「日米親族法」「公害の法律相談」「宗教法入門」「法律学全集」など多数。趣味の俳句は鈴鹿野風呂に師事し、47年京鹿子同人会副会長を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「谷口知平」の解説

谷口知平 たにぐち-ともへい

1906-1989 昭和時代の法学者。
明治39年4月19日生まれ。大阪市立大教授,のち竜谷大教授。民法,とくに親族法や相続法の研究で知られる。環境公害法の分野でも,おおくの公害法制定に関与した。平成元年11月8日死去。83歳。京都出身。京都帝大卒。号は八星,晃華。著作に「日本親族法」「不当利得の研究」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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