豊田古童(読み)とよだ こどう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「豊田古童」の解説

豊田古童 とよだ-こどう

?-1851 江戸時代後期の尺八奏者。
琴古(きんこ)流。江戸の人。初代山田如童,久松風陽にまなぶ。風憬,のち古童と号し,世に風憬古童と称される。古童の芸名弟子の初代荒木古童がついだ。嘉永(かえい)4年4月27日死去。通称は勝五郎。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「豊田古童」の意味・わかりやすい解説

豊田古童(1世)
とよだこどう[いっせい]

[生]?
[没]嘉永4(1851).4.27. 江戸
琴古流尺八家。本名豊田勝五郎。旗本武士。初め一閑流尺八を山田如童に学び,のち琴古流久松風陽にも師事,風憬とも号す。

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世界大百科事典(旧版)内の豊田古童の言及

【荒木古童】より

…琴古流尺八家の芸名。初世は豊田古童。2世は,姓は継がず名のみ継いで荒木姓に変わり,以後代々実子が襲名して現在5世に至る。…

※「豊田古童」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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