貢法(読み)コウホウ

デジタル大辞泉 「貢法」の意味・読み・例文・類語

こう‐ほう〔‐ハフ〕【貢法】

中国古代、税法。農民一人に田地50畝を与え、その10分の1の収穫を貢(税)として納めさせた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「貢法」の意味・読み・例文・類語

こう‐ほう‥ハフ【貢法】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 古代中国の夏(か)の税法。各夫に田五十畝を与えて、五畝の収穫を税とするもの。〔制度通(1724)〕
  3. 広く年貢をおさめるときのやり方。
    1. [初出の実例]「其故田地の法皆古の貢法になりて、仁君は薄く取り、暴君は緊く取る」(出典:箚録(1706))
  4. 明治初期の教育制度の一つ。地方の優秀な人材を選び出して大学で学ばせること。〔日本教育史略(1877)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「貢法」の読み・字形・画数・意味

【貢法】こうほう

田税

字通「貢」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android