貧窶(読み)ヒンル

デジタル大辞泉 「貧窶」の意味・読み・例文・類語

ひん‐る【貧×窶】

非常に貧しいこと。また、貧乏をしてやつれること。
「―のますます困窮をも弁えながら」〈染崎延房・近世紀聞〉

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精選版 日本国語大辞典 「貧窶」の意味・読み・例文・類語

ひん‐る【貧窶】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 非常に貧しいこと。貧しくてやつれること。また、そのさま。ひんく。ひんろう。
    1. [初出の実例]「莫官無俸祿。莫家太貧窶」(出典本朝文粋(1060頃)一三・勧学会所欲建立堂舎状〈慶滋保胤〉)
    2. 「貧窶(ヒンル)のますます困窮をも弁へながら」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉五)
    3. [その他の文献]〔管子‐五輔〕

ひん‐く【貧窶】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) =ひんる(貧窶)〔布令字弁(1868‐72)〕
    1. [初出の実例]「又三両から五両までの金を、貧窶(ヒンク)の度に従って与へたこともある」(出典:渋江抽斎(1916)〈森鴎外五二)

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普及版 字通 「貧窶」の読み・字形・画数・意味

【貧窶】ひんく

やつれ。

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