デジタル大辞泉 「賃金鉄則」の意味・読み・例文・類語 ちんぎん‐てっそく【賃金鉄則】 ラサールが定式化した賃金理論。平均賃金は、労働者の生命の維持と子孫の繁殖とのために一国において慣習的に必要とされる最低生存費に局限される。したがって、資本主義制度のもとでは労働者は相対的に窮乏化する傾向があるという説。賃金生存費説。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「賃金鉄則」の意味・読み・例文・類語 ちんぎん‐てっそく【賃金鉄則】 〘 名詞 〙 資本主義社会における労働者の平均賃金は、労働者および家族の生存を維持し子孫を繁殖するために必要とされる生存最低費に帰着し、長い期間にわたってそれ以上にもそれ以下にもなることはないという理論。賃金生存費説・賃金基金説の発展したもので、一八六三年ドイツの社会主義者ラッサールが唱え、マルクスによって批判された。賃銀鉄則説。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例