普及版 字通 「賠」の読み・字形・画数・意味
賠
常用漢字 15画
[字訓] つぐなう
[字形] 形声
声符は(はい)。は果実がふくらみはじめ、やがて剖判するものであるから、倍加・増益の意がある。人に財物の補償をするときは、いくらか損失を補塡するために、加算して支払ったものであろう。古代には贖といい、贖も續(続)(ぞく)の声に従って義をえている。賠銭のことは、元曲などに至ってみえる。
[訓義]
1. つぐなう、補償する。
2. 字はまた備に作る。
3. いまは損失の意に用いる。
[熟語]
賠価▶・賠嫁▶・賠款▶・賠還▶・賠償▶・賠銭▶・賠贈▶・賠納▶・賠補▶・賠本▶・賠累▶・賠礼▶・賠奩▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報