賽客(読み)さいかく

精選版 日本国語大辞典 「賽客」の意味・読み・例文・類語

さい‐かく【賽客】

  1. 〘 名詞 〙 神社仏閣参詣人賽人(さいじん)。さいきゃく。
    1. [初出の実例]「今茲、泉岳寺の開帳、其遺物を陳じて霊観為す也。賽客殊に群す」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)五)
    2. 「賽客(サイカク)の為に、浅草観世音に参詣して功徳の多い日を挙げて見ると」(出典:東京年中行事(1911)〈若月紫蘭〉七月暦)

さい‐きゃく【賽客】

  1. 〘 名詞 〙さいかく(賽客)
    1. [初出の実例]「正月の初祭は大したもので、近在近郷から賽客(サイキャク)大勢集って来て」(出典:一兵卒銃殺(1917)〈田山花袋一六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「賽客」の読み・字形・画数・意味

【賽客】さいきやく・さいかく

参詣人。

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