(読み)さい

百科事典マイペディア「賽」の解説

賽【さい】

〈采〉〈骰子〉とも書き,〈さいころ〉ともいう。立方体に1〜6の目を刻み,すごろく賭博等に用いる遊具。材料は象牙,骨,木,プラスチック等で,天地四方をかたどり,1が天,6が地,5が東,2が西,4が南,3が北を表し,対応する両面の数の和が7になる。西洋ではギリシア神話にパラメデスが賽を発明したとあり,インド,中国にも古くから存在したが,同一起源のものかどうかは不明。日本には奈良時代に中国から渡来(吉備真備将来説がある)。→ダイス
→関連項目博打

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精選版 日本国語大辞典「賽」の解説

さい‐・する【賽】

[1] 〘自サ変〙 さい・す 〘自サ変〙 福を授かったお礼に神仏にお参りする。参詣する。
※日本外史(1827)一三「乃賽熱田而還」
[2] 〘他サ変〙 さい・す 〘他サ変〙 神仏に礼拝して賽銭をあげる。
※江戸繁昌記(1832‐36)初「花に賽する者あり。〈略〉餳にに団粉に果蓏に賽す」

さい‐・す【賽】

〘自他サ変〙 ⇒さいする(賽)

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世界大百科事典 第2版「賽」の解説

さい【賽】

すごろくや賭博などに用いる道具。現在一般的に使われているのは,立方体の各面に1~6の点を記し,1の裏が6,2の裏が5というように両面の和がいずれも7になるように配したもの。〈さいころ〉ともいい,英語のダイスdiceにあたる。最も原始的な賽には,古代神前犠牲として捧げた動物のくるぶしの骨を用いたアストラガルスastragalsがある。ほぼ六面体で2面が湾曲しており,ふると四つのいずれかの面が上に向くようになっていた。

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