贖労(読み)ショクロウ

精選版 日本国語大辞典 「贖労」の意味・読み・例文・類語

ぞく‐ろう‥ラウ【贖労】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「そくろう」とも ) 平安時代、財物・金銭を官に納めて官位を買うこと。また、その財貨。しょくろう。
    1. [初出の実例]「大臣にならむそくらうを取らむなどぞ、あまりおどろおどろしきことと耳とどまりける」(出典:源氏物語(1001‐14頃)東屋)

贖労の語誌

⇒「ぞくろう(続労)」の語誌


しょく‐ろう‥ラウ【贖労】

  1. 〘 名詞 〙 奈良・平安時代の売官一種。財物・金銭を納めて官位を買うこと。また、その財貨。贖労銭(しょくろうせん)
    1. [初出の実例]「官爵専非功課賞、公私寄致贖労求」(出典本朝文粋(1060頃)一三・落書〈桜島忠信〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む