超高圧放射線治療(読み)ちょうこうあつほうしゃせんちりょう(その他表記)supervoltage radiotherapy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「超高圧放射線治療」の意味・わかりやすい解説

超高圧放射線治療
ちょうこうあつほうしゃせんちりょう
supervoltage radiotherapy

一般に,100万eV(電子ボルト)以上のエネルギーの放射線を発生させる装置を用いた治療。X線やγ線などは,高圧になるほど深部における線量の減衰は少なくなり,吸収線量が最大となる部位も皮膚表面から深部へ移行するため,皮膚障害が軽減される。骨,軟骨,軟部組織間の放射線の吸収差もほとんどなくなる。そのため中等度圧の X線による治療に比べて,骨障害の出現頻度が下がり,深部の腫瘍の治療が容易となり,成績も向上した。1950年代以降に実用化された。代表的な治療装置としては線形加速器,ベータトロン,テレコバルト治療装置などがある。

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