デジタル大辞泉 「越後節」の意味・読み・例文・類語 えちご‐ぶし〔ヱチゴ‐〕【▽越後節】 江戸末期から明治中期にかけて、越後の民謡から出て瞽女ごぜなどが全国に広めた歌謡。芝居の心中物や社会事件などを題材にした長編の口説くどき歌。越後口説き。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「越後節」の意味・読み・例文・類語 えちご‐ぶしヱチゴ‥【越後節】 〘 名詞 〙 幕末から明治の中期頃まで、全国的に流行した歌謡。越後国(新潟県)の地方民謡から出、浄瑠璃、歌舞伎などの心中物や世間の社会事件を題材にとり、物尽くし、もじり歌、豊作を祝う歌など、内容は各種ある。瞽女(ごぜ)などが歌って全国に広まり、「鈴木主水(すずきもんど)」をその代表的な歌とする。「殿さ、えー」と歌い始め、「やんれ」のはやしことばで結ぶのをだいたいの形とする。越後口説(くどき)。瞽女節。やんれ節。やんれ口説。心中口説。口説節。殿さ節。越後甚句。[初出の実例]「踊りまで車懸りの越後節」(出典:雑俳・柳多留‐一四四(1836)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例