足元を見る(読み)アシモトヲミル

デジタル大辞泉 「足元を見る」の意味・読み・例文・類語

足元あしもとを◦

相手弱みにつけこむ。「―◦見られて高い値をつけられる」
[類語]付け入る乗じる付け込む尻毛を抜く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「足元を見る」の意味・読み・例文・類語

あしもと【足元】 を=見(み)る[=見立(みた)てる・見抜(みぬ)く]

  1. 相手の弱みを見抜いて、それにつけこむ。弱点に乗じる。
    1. [初出の実例]「傘(からかさ)一本かせといへば、女房下女にいひ付て編笠ならばござるといふ。さても足(アシ)もとを見立(ミタテ)たる返事する」(出典浮世草子西鶴置土産(1693)一)
    2. 「六百両と言ひかけしに、無徳心(むどくしん)の長めに足もと見られ、千両無くては隙くれまいと言ひつのって、埒明(らちあけ)ず」(出典:浄瑠璃傾城酒呑童子(1718)四)

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