付込む(読み)ツケコム

デジタル大辞泉 「付込む」の意味・読み・例文・類語

つけ‐こ・む【付(け)込む】

[動マ五(四)]
相手弱点やすきに乗じて事を行う。機会抜け目なく利用して自分が有利になるようにする。つけいる。「人の弱みに―・む」
帳面などに仕訳しわけをしないで事項を順々に記入する。「支出を―・む」
事務処理の上で、記入してはいけない余分な金額を書き加える。「帳簿に―・む」
あとを追って居所をつきとめる。
「おせんが帰るに―・み」〈浮・五人女・二〉
座敷などを前もって予約する。
一度逢うた太鼓持ちも、かぎ出して来て―・めば」〈滑・浮世瓢箪〉
[類語]乗じる付け入る足元を見る尻毛を抜く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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