足纏(読み)あしまとい

精選版 日本国語大辞典 「足纏」の意味・読み・例文・類語

あし‐まとい‥まとひ【足纏】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「あしまどい」とも )
  2. ( 形動 ) 物が足にからみついて歩くことが自由にならないこと。転じて、じゃまになること。また、その人。あしてまとい。
    1. [初出の実例]「何ともなき取り集め勢に交って軍をせば、憖(なまじ)ひに足纏(アシマトヒ)に成りて、懸引きも自在なるまじ」(出典太平記(14C後)八)
  3. はりがねむし(針金虫)」または「かまきり(蟷螂)」の異名。《 季語・秋 》〔伊呂波字類抄鎌倉)〕

あし‐まつい‥まつひ【足纏】

  1. 〘 名詞 〙はりがねむし(針金虫)」の異名。
    1. [初出の実例]「蛼 足万豆比」(出典:新撰字鏡(898‐901頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む