精選版 日本国語大辞典 「跨」の意味・読み・例文・類語
あふどこ・ぶ【跨】
〘自バ四〙 股にかけて越える。またがる。また、足をそろえておどりあがる。あふどこむ。あふづくむ。あつどこぶ。あどこぶ。
あむどこ・ぶ【跨】
〘自バ上二〙 「あふどこぶ(跨)」の変化した語。
※大慈恩寺三蔵法師伝承徳三年点(1099)九「少林の伽藍閑(かん)居寺等有り。皆巖壑(かむかく)に跨(アムトコヒ)枕(よ)りて、林泉を縈(けい)帯せり」
また・げる【跨】
〘他ガ下一〙 また・ぐ 〘他ガ下二〙 足をひろげ、またがるようにする。足をひろげ、二つのものをふまえる。〔一字頂輪王儀軌音義(800頃)〕
※宇治拾遺(1221頃)一「西大寺と東大寺とをまたげて立ちたりと見て」
あふどこ・む【跨】
〘自マ上二〙 =あふどこぶ(跨)
※新撰字鏡(898‐901頃)「躇跨 斉足而踊之㒵 又越也 阿不止己牟 又乎止留」
あつどこ・ぶ【跨】
〘自バ上二〙 「あふどこぶ(跨)」の変化した語。
※伊呂波字類抄(鎌倉)「跨 アツトコフ」
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