踏み拉く(読み)フミシダク

デジタル大辞泉 「踏み拉く」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐しだ・く【踏み拉く】

[動カ五(四)]《古くは「ふみしたく」》足で踏んで荒らす。踏み散らす。「無残にも―・かれた高山植物
[類語]踏みにじる踏み荒らす蹂躙踏む踏みつける踏まえる踏ん張る踏み締める踏ん付ける踏み抜く踏み潰す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「踏み拉く」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐しだ・く【踏拉】

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙 ( 古くは「ふみしたく」 )
  2. 踏んで荒らす。踏みにじる。踏み散らす。
    1. [初出の実例]「わが宿の花ふみしたく鳥うたん野はなければやここにしもくる〈紀友則〉」(出典:古今和歌集(905‐914)物名・四四二)
  3. 強く踏む。また、指貫(さしぬき)などの裾を踏みつけて歩く。
    1. [初出の実例]「御直衣いと白う見ゆるに、指貫を長うふみしたきて」(出典:枕草子(10C終)三一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む