踏抜く(読み)フミヌク

デジタル大辞泉 「踏抜く」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐ぬ・く【踏(み)抜く/踏み貫く】

[動カ五(四)]
踏みつけて、穴をあける。「腐っている廊下を―・く」
釘やとげなどを踏んで足に突き刺す。「釘を―・く」
[類語]踏む踏みつける踏まえる踏ん張る踏み締める踏ん付ける踏み潰す踏みにじる踏み荒らす踏みしだく

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精選版 日本国語大辞典 「踏抜く」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐ぬ・く【踏抜・踏貫】

  1. 〘 他動詞 カ行五(四) 〙
  2. 踏んだ足で物に穴をあける。踏んで突きぬく。深く踏みこむ。ふんぬく。
    1. [初出の実例]「剣柄(たかひ)を急握(とりしは)りて堅庭(かたには)を蹈(ふ)むで股(むかもも)に蹈(フミヌキ)(〈別訓〉ふみをとし)」(出典日本書紀(720)神代上(兼方本訓))
  3. 釘、刺(とげ)などを踏んで足に突き刺す。踏んで足につらぬき通す。ふんぬく。
    1. [初出の実例]「吉く見れば足に大なる(くひ)を踏み貫きたり」(出典:今昔物語集(1120頃か)五)

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