踏潰す(読み)フミツブス

デジタル大辞泉 「踏潰す」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐つぶ・す【踏(み)潰す】

[動サ五(四)]
踏んでつぶす。「空き缶を―・す」
敵をうちほろぼす。「一挙に敵を―・す」
人の名誉・体面などをひどく傷つける。「親の顔を―・す」
[類語]踏む踏みつける踏まえる踏ん張る踏み締める踏ん付ける踏み抜く踏みにじる踏み荒らす踏みしだく潰す押し潰す叩き潰すひねり潰すぺしゃんこぺちゃんこぐしゃっとぐしゃりぐちゃりぐちゃぐちゃぐしゃぐしゃぺったんこぺたんこ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「踏潰す」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐つぶ・す【踏潰】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 踏んでつぶす。踏みつけてこわす。
    1. [初出の実例]「あまり出つ入つすれば、門の閫をふみつふすとて鉄で門のしきゐしてをく」(出典:清原国賢書写本荘子抄(1530)三)
  3. 敵をうちほろぼす。討滅する。
    1. [初出の実例]「みやこの城もふみつぶすへきと存候へ共」(出典:島津家文書‐慶長五年(1600)三月八日・島津忠恒(家久)書状案)
  4. 面目をつぶす。名誉をけがす。
    1. [初出の実例]「我(おれ)一人で踏み潰して遣るなんて言って居なすっただで」(出典良人自白(1904‐06)〈木下尚江〉続)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android