身世(読み)シンセイ

デジタル大辞泉 「身世」の意味・読み・例文・類語

しん‐せい【身世/身生】

その人の経歴境涯身の上
「彼が―は如何に多様の境界を経来りしぞ」〈蘆花不如帰

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精選版 日本国語大辞典 「身世」の意味・読み・例文・類語

しん‐せい【身世・身生】

  1. 〘 名詞 〙 世にある人の身の上。人の経歴や境遇人生
    1. [初出の実例]「山客尋来若相問、自言身世浮雲虚」(出典:経国集(827)一〇・奉和太上天皇訪浄上人病〈源常〉)
    2. 「人の身世は、川流の水の如く、始めよりその趣ところを期せざれども」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一二)
    3. [その他の文献]〔温子昇‐常山公主碑〕

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普及版 字通 「身世」の読み・字形・画数・意味

【身世】しんせい

生涯。宋・文天祥〔零丁洋を過ぐ〕詩 山河破碎して、風、絮(じよ)を抛(う)ち 身世漂搖して、雨、を打つ 皇頭(たんとう)、皇き 零丁洋裏、零丁を

字通「身」の項目を見る

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