デジタル大辞泉
「身体髪膚」の意味・読み・例文・類語
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しんたい‐はっぷ【身体髪膚】
〘名〙 (
身体と髪と膚の意から。古くは「しんだいはっぷ」とも) からだ全体。身体全部。「
孝経‐開宗明義章」にある「身体髪膚、之を
父母に受く。敢えて
毀傷せざるは、孝の始め也」をふまえて用いることが多い。しんていはっぷ。
※石清水田中家文書‐(永承元年)(1046)河内守源頼信告文案「今某苟身体髪膚承二祖宗一、僅知下立身孝初上」
※
義経記(室町中か)四「義経しんたいはっぷを父母に受け」
しんてい‐はっぷ【身体髪膚】
※
江都督納言願文集(平安後)三「弟子身体髪膚
(しんテイハッフ)。已受
二於誰人
一」
※
太平記(14C後)
三三「始め身体髪膚
(シンテイハツブ)を我に受けて
残傷(そこなひやぶら)ざりしかば、其の孝已
(すで)に顕れぬ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
身体髪膚
からだ全体。身体全部。
[使用例] 口から泡や唾液を噴いて論戦し、身体髪膚から血を流しあって争闘する親父さまたちに、くらべればな[武田泰淳*快楽|1960]
[解説] 身体と髪と皮膚という意味から。古くは「しんだいはっぷ」とも。
出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報