車輿(読み)シャヨ

デジタル大辞泉 「車輿」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐よ【車×輿】

車と輿こし
牛車ぎっしゃなどの箱。

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精選版 日本国語大辞典 「車輿」の意味・読み・例文・類語

くるま‐ごし【車輿】

  1. 〘 名詞 〙 輿の一種牛車(ぎっしゃ)車箱と同様にして床(とこ)力者(ろくしゃ)用の轅(ながえ)をつけたもの。院、親王摂関息女などが乗用する。
    1. [初出の実例]「女子詣石清水稲荷、〈略〉於宿院乗車輿」(出典:台記別記‐久安四年(1148)七月一一日)

しゃ‐よ【車輿】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 車と輿(こし)輿車
    1. [初出の実例]「黄軒代遠審言難、制依車輿土官」(出典:田氏家集(892頃)下・黄帝)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐送何侍御帰朝詩〕
  3. 牛車などの、車の箱。

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普及版 字通 「車輿」の読み・字形・画数・意味

【車輿】しやよ

車と、こし。乗物。〔後漢書、光武十王、東平王蒼伝〕今魯國の孔氏に、ほ仲尼の車輿冠履り。んなるは、光靈きなり。

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