軍艦鳥(読み)グンカンドリ

デジタル大辞泉 「軍艦鳥」の意味・読み・例文・類語

ぐんかん‐どり【軍艦鳥】

カツオドリグンカンドリ科の鳥の総称。5種が熱帯の海に分布オオグンカンドリ全長99センチくらい、コグンカンドリが81センチくらい。全身が黒く、雄は赤いのどぶくろをもち、雌の胸は白い。尾は燕尾えんび形。他の海鳥を襲ってえさを横取りする。

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精選版 日本国語大辞典 「軍艦鳥」の意味・読み・例文・類語

ぐんかん‐どり【軍艦鳥】

  1. 〘 名詞 〙 グンカンドリ科の大形の海鳥の総称。世界に五種あり、いずれもよく似ている。全長約九〇センチメートル。翼開張約二・三メートルに達する。体は黒く、背面緑色の金属光沢を帯び、腹は白いものが多い。翼と尾はいちじるしく細長く、尾はツバメに似て二またに分かれる。雄ののどに裸出した赤色の咽袋があり、繁殖時にはふくらませる。先の曲がったくちばしで魚を捕え、またカツオドリなど他の海鳥を空中で襲い獲物を吐かせ奪いとる。太平洋、大西洋の熱帯諸島で繁殖、日本にはオオグンカンドリとコグンカンドリが迷鳥としてまれに渡来

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動植物名よみかた辞典 普及版 「軍艦鳥」の解説

軍艦鳥 (グンカンドリ)

学名Fregata ariel
動物。グンカンドリ科の鳥

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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