軟性下疳菌(読み)なんせいげかんきん

百科事典マイペディア 「軟性下疳菌」の意味・わかりやすい解説

軟性下疳菌【なんせいげかんきん】

デュクレー杆(かん)菌とも。1889年イタリアの皮膚科医デュクレーA.Ducrey〔1860-1940〕が軟性下疳患者の潰瘍(かいよう)から分離。長さ1〜1.5μmのグラム陰性短杆菌で,連鎖をなす。培養は普通培地では困難だが,血色素を加えた培地でなら可能。→グラム陰性菌杆菌

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android