芸当(読み)ゲイトウ

デジタル大辞泉 「芸当」の意味・読み・例文・類語

げい‐とう〔‐タウ〕【芸当】

人前で演じてみせる、特別な訓練能力を要する芸。
普通ではできそうにない行為。「余人には真似のできない芸当
[類語]曲芸アクロバット軽業離れ業曲技サーカス軽業師

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「芸当」の意味・読み・例文・類語

げい‐とう‥タウ【芸当】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人前で演ずる芸。特に、普通のものに真似できない特異な芸。曲芸など。芸頭。
    1. [初出の実例]「お目にかける芸当(ゲイタウ)でもねえのよ」(出典歌舞伎三題噺高座新作髪結藤次)(1863)二幕)
  3. ( 比喩的に ) ひとつまちがえれば大失敗になるような、また、普通のものにはできそうもないような行為。
    1. [初出の実例]「危険(あぶな)い芸当を行(や)ってるといふ様な気がして、心が咎める」(出典:鳥影(1908)〈石川啄木〉八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android