精選版 日本国語大辞典 「轍跡」の意味・読み・例文・類語 てっ‐せき【轍跡・轍迹】 〘 名詞 〙① 車輪のあと。わだち。〔伊呂波字類抄(鎌倉)〕[初出の実例]「輾二破青青一無二轍迹一、一輪千里草連レ天」(出典:羅山先生詩集(1662)九・武野晴月)[その他の文献]〔酒徳頌〕② 過ぎ去った事柄の跡。残された跡。[初出の実例]「八荒を家とし、行に轍跡なく、居に室盧なく」(出典:浮世草子・貧人太平記(1688)中) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「轍跡」の読み・字形・画数・意味 【轍跡】てつせき 車のわだちと、馬のあしあと。〔左伝、昭十二年〕昔、穆王、其の心を肆(ほしいまま)にせんと欲し、天下に行し、將(まさ)に皆必ず車轍馬跡らしめんとす。祭謀、招(きせう)の詩を作りて、以て王の心を止(とど)む。王、是(ここ)を以て祗宮(しきゆう)に沒することをたり。字通「轍」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報