辛螺(読み)にし

精選版 日本国語大辞典 「辛螺」の意味・読み・例文・類語

にし【辛螺・螺】

  1. 〘 名詞 〙 巻き貝総称赤いのがアカニシ長いのがナガニシ、田にいるのがタニシというように用いられている。一般にはアカニシをさす。にな。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
    1. [初出の実例]「あるあまの口あしとてものの喰はれぬににしといふものこそ思ひ出でらるれといひけるを聞きて」(出典:散木奇歌集(1128頃)雑上)

から‐にし【辛螺】

  1. 〘 名詞 〙 貝「ながにし(長螺)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「辛螺」の解説

辛螺 (ニシ)

動物。巻き貝で主としてアクキガイ科につけられた俗称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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