辞別(読み)ジベツ

デジタル大辞泉 「辞別」の意味・読み・例文・類語

じ‐べつ【辞別】

別れの言葉を述べて去ること。いとまごい。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「辞別」の意味・読み・例文・類語

こと‐わけ【辞別】

〘名〙 ことわくこと。特別にことばを改めて、改まった調子でのべること。また、そのことば。宣命体文章をつくること。
本朝世紀‐寛治元年(1087)九月一一日「可修補之由、有辞別之故也」

じ‐べつ【辞別】

〘名〙 いとまごいをしてわかれること。告別
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉九「辞別(ジベツ)の口誼も演終(のべをは)りて、最(いと)力なげに身を起し黒門外へ立出れば」

こと‐わ・く【辞別】

〘自カ四〙 特別にことばを改めて言う。別段に申す。祝詞などに使われる語。
※蓬左文庫本続日本紀‐神亀元年(724)二月四日・宣命「辞別きて詔りたまはく、遠皇祖の御世を始めて、中今に至るまで」

こと‐わき【辞別】

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普及版 字通 「辞別」の読み・字形・画数・意味

【辞別】じべつ

辞決。

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