20世紀日本人名事典 「辻本史邑」の解説 辻本 史邑ツジモト シユウ 大正・昭和期の書家 生年明治28(1895)年5月3日 没年昭和32(1957)年12月22日 出生地奈良県 本名辻本 勝己 旧姓(旧名)吉田 別名字=士礼 学歴〔年〕奈良師範〔大正4年〕卒 主な受賞名〔年〕日本芸術院賞〔昭和27年〕「白詩七律」 経歴幼時から書技の才能を発揮し、最初桑山兼山に、のち近藤雪竹について古典を学び、中村春堂に師事する。楷書をよくし、戦前は東方書道会に属して関西の若手育成に努力、戦後は日本書芸院の会頭として活躍した。また日本書道連盟理事ならびに関西総支部長などを歴任し、日展審査員などもつとめた。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「辻本史邑」の解説 辻本史邑 つじもと-しゆう 1895-1957 大正-昭和時代の書家。明治28年5月3日生まれ。近藤雪竹(せっちく),中村春堂らに師事。雑誌「書鑑」を創刊。東方書道会に属し,戦後は日本書芸院会頭となり関西書道界の発展につくした。昭和28年芸術院賞。昭和32年12月22日死去。62歳。奈良県出身。奈良師範卒。旧姓は吉田。本名は勝己。別号に寧楽庵主人,江村など。編著に「昭和新撰碑法帖大観」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例