辻総(読み)ツジブサ

デジタル大辞泉 「辻総」の意味・読み・例文・類語

つじ‐ぶさ【×総】

馬具総尻繋ふさしりがいの一。尻繋組み違え前後に総をつけ、胸繋むながいも間をおいて総をつけたもの。簡素な総尻繋で、殿上人てんじょうびと、また地下じげでは検非違使けびいし所用つじ

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精選版 日本国語大辞典 「辻総」の意味・読み・例文・類語

つじ‐ぶさ【辻総】

  1. 辻総〈伴大納言絵詞〉
    辻総〈伴大納言絵詞〉
  2. 〘 名詞 〙 馬具の総鞦(ふさしりがい)一つ。鞦(しりがい)の組み違えの辻の前後に総をつけ、鞅(むながい)も間をおいて総をつけたもの。簡素な総鞦で、殿上人、また地下では検非違使の所用。つじ。
    1. [初出の実例]「或小総、或辻総、移鞍馬不餝事」(出典:小右記‐長和三年(1014)五月一六日)

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