辻総(読み)つじぶさ

精選版 日本国語大辞典 「辻総」の意味・読み・例文・類語

つじ‐ぶさ【辻総】

〘名〙 馬具総鞦(ふさしりがい)一つ。鞦(しりがい)の組み違えの辻の前後に総をつけ、鞅(むながい)も間をおいて総をつけたもの。簡素な総鞦で、殿上人、また地下では検非違使所用つじ
小右記‐長和三年(1014)五月一六日「或小総、或辻総、移鞍馬不餝事」

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デジタル大辞泉 「辻総」の意味・読み・例文・類語

つじ‐ぶさ【×総】

馬具の総尻繋ふさしりがいの一。尻繋組み違えの前後に総をつけ、胸繋むながいも間をおいて総をつけたもの。簡素な総尻繋で、殿上人てんじょうびと、また地下じげでは検非違使けびいしの所用。つじ。

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