迂拙(読み)ウセツ

デジタル大辞泉 「迂拙」の意味・読み・例文・類語

う‐せつ【×迂拙】

[名・形動]うかつで世渡りのへたなこと。愚かでまずいこと。また、そのさま。
古渡は風采揚らず、挙止―であったので」〈鴎外渋江抽斎
[代]一人称人代名詞男性自分をへりくだっていう。迂生うせい

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精選版 日本国語大辞典 「迂拙」の意味・読み・例文・類語

う‐せつ【迂拙】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 形動 ) おろかでまずいこと。役に立たないこと。うかつで世渡りのへたなこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「講学元鹵莽、謀生亦迂拙」(出典:篁園全集(1844)三・歳暮書懐)
    2. [その他の文献]〔白居易‐暁帰香山寺因詠所懐詩〕
  2. [ 2 ] 〘 代名詞詞 〙 自称。自分のことをへりくだっていう。拙者小生

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